【岡山・吉兆庵美術館】しみじみと味わう 枯淡の世界 手紙・俳句・茶陶とともに2021年11月08日

【岡山・吉兆庵美術館】しみじみと味わう 枯淡の世界 手紙・俳句・茶陶とともに

鏡子夫人宛の書簡(明治33年10月30日)
夏目漱石

 将来の不安、金銭の不安、健康の不安_。
様々な不安と直面するのは、いつの世も同じです。それは、非凡な才能の持ち主たちにとっても同様でした。
 留学先での不安を抱える、夏目漱石。
 会社存続のために借金を請う、菊池寛。
 神経衰弱に悩む、芥川龍之介。
 戦火から逃れる、北大路魯山人。
各々の状況を、飾り気のない文体でしたためた手紙には、現状を受け止め、ひたむきに向き合う姿を見ることができます。
 また一方で、身に降りかかる無常な出来事や人の世の儚さを愛でる独特な思想は、戦国の世に生まれ、特に茶道の世界で確立されてきました。この様な思想を「侘び・寂び」と呼び、儚く散る自然の営みを深く理解し、そこに「不完全な美」を見出してきたのです。
 今回は、吉兆庵美術館が所蔵する文化人たちの手紙や俳句、および茶陶を展示し、種類の異なる二つの世界観から共通する「枯淡」をテーマにご紹介します。それぞれの展示物をしみじみとご覧いただくことで、悲観しがちな昨今の世の中を乗り切る糧となりましたら幸いです。



注意事項:
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、下記の注意事項をご了承の上、ご来館いただけますようお願いします。
 ・マスクの着用をお願いします。
 ・発熱や咳の症状がある場合や、体調がすぐれない場合は入館をご遠慮ください。
 (場合によっては、検温をさせていただくことがあります)
 ・展示室では、他の方と1m以上距離をとってご鑑賞ください。
 ・静かにご鑑賞ください。
 ・状況によっては、入館を制限させていただくことがございます。 
当館スタッフもマスクを着用して対応いたしますので、あらかじめ、ご了承ください。

虫明茶碗 銘「時雨葉」
初代 宮川香山

松岡譲宛の書簡(一部)
芥川龍之介

信楽土耳付櫛目文大壷
北大路魯山人

展覧会概要

会場岡山・吉兆庵美術館
会期令和3年11月23日(火)~令和4年1月10日(日)
休館日12月6日(月)、20日(月)、29日(水)~1月4日(火)
時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
ギャラリートーク令和3年11月27日(土)・12月18日(土)
※各日とも午後2時から(約20分) 2階展示室にお集まりください。
入館料大人・高校生600円、小・中学生300円、65歳以上480円