あふぎ鉢
北大路魯山人

あふぎ鉢北大路魯山人

  • おうぎばち
  • 縦250mm 横280mm 高75mm
  • 昭和10年代

魯山人の扇鉢は、桃山時代の本歌に比べて、深めに作られてあります。これは魯山人が好んだ「一器多用」という考えに基づくもので、一つの器をさまざまな方法を通して使用できるようになっています。この鉢も料理を盛るためだけでなく、花器として、さらに盆栽鉢として使用できるようにこのような鉢に高さを持たせた造形に至りました。